PPとマイルの違い

飛行機に乗ると、PP(プレミアムポイント)とマイルが両方付きます。 名前も単位も似ていますが、使い道はまったく別。ステイタス判定に使うのはPPだけで、マイルをいくら貯めてもプラチナには近づきません。

先に結論です。

そもそも増える場面が違う

プレミアムポイントマイル
増える場面搭乗のみ搭乗・カード決済・提携サービス
用途ステイタス判定特典航空券・ANA SKY コインなどへの交換
集計期間1月1日〜12月31日(暦年)積算日から一定期間(マイルの有効期限)
繰り越しできない。毎年ゼロから有効期限まで持ち越せる
カードのグレード影響なしフライトボーナスで増える

同じフライトで数字が開く理由

羽田–那覇をスタンダードで片道乗ると、PPは1,774、区間マイルは787。 同じ1便で、これだけ数字が開きます。

出発点はどちらも同じです。区間基本マイレージ984に積算率80%を掛ける、 ここまでは共通。PPだけがそのあと路線倍率2.0を掛けられ、搭乗ポイント200を足されます。 式の分解は プレミアムポイント(PP)の計算式 にまとめています。

マイルの側はここにカードのフライトボーナスが乗ります。ANAワイドゴールドカードなら25%。 ただし、ボーナスがいくら増えても判定に使うPPの側は動きません。

ここを取り違えると「ゴールドにすればプラチナが近づく」と読んでしまいます。 近づくのは特典航空券のほうです。

ステイタスに効く3本目の軸

ややこしいのは、ANAには「PP」と「マイル」に加えて年間決済額という第3の軸があることです。 ライフソリューション基準(暮らしの支出でステイタスを取る仕組み)では、ANA便のPP30,000・ 対象サービス7つ・年間決済400万円の3条件を同時に満たすとプラチナになります。

この決済額はマイルとは別に数えられます。 つまり「マイル還元率が高いカード」を選んでも、判定に使う数字のほうは変わりません。

対象サービス15件は、そのすべてがPPに効きません(15件すべてPP加算ゼロ)。 増えるのは「対象サービス利用数」というカウンタだけです。中身は 対象サービス一覧 にあります。

結局、追うべきはどちらか

プラチナやSFCが目的なら、追うのはPPと決済額です。 飛んで取るなら50,000PP、3条件で取るならPPは30,000まで下がります。

マイルは結果として貯まるもの。判定のために増やす対象ではありません。 自分の数字がどちら側に効くかは シミュレーター で分けて出せます。

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よくある質問

PPとマイルは何が違いますか?
PPはステイタス判定にだけ使うポイントで、特典航空券には交換できません。PPの集計は1月1日〜12月31日(暦年)で、そこで決まったステイタスの有効期間が翌年4月〜翌々年3月です。マイルは交換用の通貨で、搭乗以外でも貯まります。判定に使われるのはPPだけです。
カード決済でPPは貯まりますか?
貯まりません。カード決済で増えるのはマイルだけです。ただしカードの年間決済額そのものが、ライフソリューション基準の条件3として別に判定されます。
同じフライトでPPとマイルはいくつ付きますか?
羽田–那覇をスタンダードで片道乗ると、PPは1,774、区間マイルは787です。PPには路線倍率2.0と搭乗ポイント200が加わるため、数字が大きく開きます。
カードのフライトボーナスはPPに効きますか?
効きません。ワイドカード・ワイドゴールドカードのフライトボーナス25%はマイルに対する上乗せです。カードのグレードを上げてもPPは1ポイントも増えません。

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